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日本におけるシャンプーの歴史

現在シャンプーというと洗髪そのもののことを示しています。ですが洗髪が入浴時の習慣となった歴史は意外と浅く、1759年のイギリスの公衆浴場から始まったものと言われています。当時はイスラム教の女性たちは自由に外出をすることが許されていなかったため、公衆浴場は唯一くつろぐことの出来る場所でした。イギリスにできたハンマームと呼ばれる公衆浴場で、女性同士の交流をする中で生まれたのがシャンプーという洗髪の習慣だったのです。
当時のシャンプーに使われていた洗剤は、石けんにハーブを混ぜたひげそり用のものでした。これが使用する人が増えることで髪の毛専用の洗髪石けんシャンプーとなり、1930年代からは石けんよりも生産性のよい界面活性剤が使われるようになりました。それ以後、シャンプーは急速に研究・開発が進められるようになります。
日本においては、古来よりあまり髪の毛を洗うという習慣は持たれていませんでした。古典での絵画に出てくる女性たちはみな髪の毛が長い人たちですが、髪の毛をすすいで洗うだけでも、せいぜい月に一度程度しかおこなっていなかったようです。髪の毛のケアとしては、洗うというよりも油を塗布することでツヤ出しを行うことの方が一般的な方法であったようです。
日本で洗剤を使って頭が洗われるようになったのは江戸時代に入ってからです。シャンプーとして習慣づけられるようになったのはさらに遅れて昭和初期になってからのことです。